今回は、占いに使うカードはタロットカードだけじゃないよ、というお話です。
何それ?ってことなんですが、カード占いに使われるカードは、タロットカード以外にも、「オラクルカード」や「ルノルマンカード」というものがあります。タロットカードについては、過去のブログ「そもそもタロットカードとは・・・」を参照ください。
ではまず、「オラクルカード」についてのご説明をします。
タロットカードと違って、オラクルカードは占いのために作られたカードです。宣託を伝えるという性質のため、スピリチュアルな感じになります。タロットと違って、基本的には正位置のみで読むものが多いですが、逆位置を採用しているものもあります。
タロットでも正位置のみで読む占い師もいますし、その都度 感覚や目的にによって逆位置を取ったり取らなかったりする人もいます。ちなみに私は、カードの裏側の絵で正逆がわかるものは正位置のみ、わからないものは正逆取っています。一枚のみで意味が読めたりするので、もしかしたらタロットより使いやすいと思う人もいるかもしれません。
次に「ルノルマンカード」についてです。
ナポレオンの時代に活躍した天才占い師の名前にちなんで名づけられた、占い用のカードです。ルノルマン女史は、ナポレオンの奥様を顧客に持っていたと言われていたりしますが、実はルノルマンカードの販売会社がキャッチコピーとして盛ったという説もあったりで、ほんとのところはよくわかりません。ただ、クチコミで多くの貴族が顧客であったことは事実らしいです。
このカードは、特定の番号に対して決まったワードが割り当てられているので 1枚ずつの意味は単純ですが、通常3枚以上のカードを組み合わせて読むことが多く、ルノルマンの最大の特徴である「グランタブロー」という展開法は、36枚全てのカードを使うので、本当にたくさんの情報を読み取ることができます。単純がゆえの難しさのある 奥深いカードだと思います。基本的なルノルマンの意味を取りながらも、タロットやオラクルのように絵柄によって受ける印象をリーディングに加える人もいて、とても幅広い使い方ができる楽しいカードです。
カード占いをしている人は、この3種類を使っている人が多いのではないでしょうか。私は、知りたいことによってカードを使い分けている感じですが、タロットだけ、ルノルマンだけを極めている占い師さんを見ると、カッコいいなぁと思っちゃいます。炭治郎か善逸か・・・みなさんはどちらがカッコいいと思いますか?(笑)